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製造業IT戦略ブログ

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ものつくり敗戦
刺激的なタイトルです(木村英紀著 日本経済新聞社)。
しかし、私はかつてから日本の製造業が高度な技能中心のものつくり神話にこのまま依存してよいのか、との問題意識を持っていましたので、魅力的な本に映り、早速購入しました。

著者の名前になにかの引っかかりがあったのですが、読んでみてその謎が解けました。本の題名から著者はてっきり製造業を専門とするジャーナリストだと思い込んでいたのですが、著者の木村英紀氏は、知る人ぞ知る制御理論の大家です。大学時代、私も理論をかじったのですが、その時の教科書の著者にはことごとく木村氏の名前がありました。

というわけで、これは科学者の書いた科学技術論です。視点は、分野ごとの深堀科学から、システム科学へのパラダイムシフト(第3の科学革命)が世界的に行われているのに、日本はそれに追いついておらず、相変わらず労働集約的な工業に執着しており、このままでは日本の科学技術が衰退するのではないか、との警告書です。

ジャーナリストが書いた読み物ではなく、学者らしく非常にしっかりとした文献調査の上に議論を構成しており、説得力があります。また、このような視点からの議論があまり表立ってされてこなかったので、その意味でも良著だと思います。


それだけに、本のカバーの装丁がpoorなのが残念です。軍艦の写真は非常に暗い感じがします。この本の問題提起をうけて、さぁ、日本をどうしていこうかという感じの明るい装丁にしてほしかったと思います。

| ビジネス | 11:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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